窓掴みは、アクティブウィンドウ以外のウィンドウを、移動したりスクロール表示できるツールです。通常ウィンドウの移動やスクロールは、アクティブウィンドウ(一番手前に表示されている使用中のウィンドウ)のみでしか動きません。複数ウィンドウを表示しているような時にはウィンドウを切り替える必要がありますが、窓掴みを使うと切り替えを意識せずに、操作したいウィンドウを移動やスクロール表示できます。複数ウィンドウで作業している時に他のウィンドウをちょっと移動したい、スクロールしたいというときにお勧めです。
窓掴みを起動すると、タスクトレイにアイコンが常駐します。非アクティブウィンドウを移動/スクロール表示するには、「ウィンドウの移動」と「スクロール」の両方で「非アクティブウィンドウも掴む」をチェックしておきます。実際にウィンドウを移動するには、設定されている修飾子(Alt/Ctrl/Shift/Windowsキー)を押しながらウィンドウをドラッグします。どのウィンドウの、どの場所をドラッグしても移動できます。スクロール表示する場合も修飾子を押しながら、ウィンドウ上でスクロールするだけです。窓掴みの有効/無効の切り替えは、タスクトレイのアイコンをクリックして行います。
アクティブウィンドウは、自分の好きなキーボードキー(Jが左、Kが右など)や矢印キーなどでも移動できます。移動距離も指定できます。逆スクロールや水平スクロールにも対応しています。ただ、一部のアプリケーションでは窓掴みの機能が使用できないことがあります。例えば、Microsoft WordやExcelでは移動はできますがスクロール表示はできません。
窓掴みを利用すればストレスなくウィンドウを移動できます。デスクトップのスペースをより無駄なく効率的に使用したい人は、ウィンドウをきっちり並べてくれるマグネットウィンドウやぴたすちおなどを併用することをお勧めします。
窓掴みは、アクティブウィンドウ以外のウィンドウを、移動したりスクロール表示ができるようにしてくれるツールです。